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薩摩中霧島壁のメリット・デメリット|内装材を選ぶ

投稿日 : 2020年02月23日 (日)
カテゴリー : 暮らしの情報

「内装材、どうしようかな?」

家づくりを進めていく中で、色んなことを決めていかなければいけませんが、内装材もその一つ。家全体の予算に響くと同時に、内観のイメージを大きく左右するのと、快適性にも関わってくるのできちんと検討したいところですよね。

今回は内装材の1つとして、「薩摩中霧島壁」をご紹介します。

 

1.薩摩中霧島壁とは?

薩摩中霧島壁とは、主原料にシラスを用いた100%自然素材の内装材です。シラスというと、学生時代に社会の授業で耳にしたことがあるのではないでしょうか?シラスは、約2万5千年前に現在の鹿児島湾北部を火口とする姶良カルデラの大噴火によって発生した火砕流が堆積した火山噴出物です。マグマの超高温で焼成された高純度無機質セラミック物質で、「マグマセラミック」と呼ばれています。

火山灰が積もったものがシラス?と勘違いされがちですが、似て非なるもの。火山灰はマグマが発砲してできる細かいチリのようなものです。一方シラスは、火山から噴出したマグマが岩石となる前に粉末になったものです。主成分は除湿剤の主原料でもある珪酸というもので出来ており、調湿性に優れています。

また、珪藻土や漆喰と同じ?というご質問も頂きます。珪藻土とは、珪藻(けいそう)という藻類の一種の化石が積み重なって堅くなった土で、主成分は二酸化ケイ素。シラスの主原料である珪酸は、二酸化ケイ素が水と結合したものなので、同じように調湿性に優れているという特性があります。漆喰の原料は、サンゴ礁がルーツなのですが、長い時間をかけて化石化したものを消石灰と言い、これに糊やスサという繋ぎ材を加えて練ったものです。以下にこれら3つの違いや特徴を簡単にまとめてみます。

それぞれ近い特性を持っていますが、大きな違いは混合剤に化学物質が含まれているか否かという点です。漆喰や珪藻土は、この混合剤に何を使っているかで性能と値段に大きく差が出てきます。それぞれ検討する際は、原材料に加えて何が加えられているか、また、それが調湿性や消臭効果、また、人体に有害なものが含まれていないかという点をよく検討することが大切です。

 

2.薩摩中霧島壁のメリット

○100%自然素材
中霧島壁のメリットは、なんといっても100%であるという点です。主原料だけでは固まらないため左官材として使用するためには、結合剤や接着剤などの混ぜ物が必要です。先に記載していたように、珪藻土や漆喰の場合はその混合剤に使われているものがピンキリで、それによっても値段が変わってきます。(中には化学物質系のものが配合されていることも。)一方で中霧島壁は、その混合剤も全て自然素材で出来ているのが特徴です。化学物質を含まない内装材で、快適な室内環境をつくります。

○高い消臭機能
主成分のシラスには非常に細かい微粒子の中に無数の孔が開いた多孔質な構造を持っています。シラス壁は化学樹脂を使っていないため、この構造が損なわれることがなく、ニオイや湿気を吸着する機能を十二分に発揮します。専門機関によるシラス壁の消臭効果についての結果によると、たばこやペットのアンモニア臭がほぼ30分で完全に消えてしまうことが証明されています。

○調湿機能

室内の湿気を調整してくれるのもシラス壁の大きな特徴です。室内の湿度に応じて湿気を吸湿・放湿し、オールシーズン快適に保ちます。ジメジメと暑い夏でも、室内の空気はサラリ。エアコンの使用も抑えられるので光熱費の節約に貢献し、結露の発生やカビ・ダニの繁殖も抑制してくれます。また、乾燥しがちな冬も、室内の空気が乾燥すると湿気を放出し、適度な湿度に保ちます。

○空気清浄機能
シラス成分中の‛酸化チタン’という物質に光があたると電荷分解が起こり、スーパーオキサイドイオンとOHラジカルという物質が生成されます。これらの物質は強力な酸化力を持ち、近くにある有機物から電子を奪って分子結合を分断します。この酸化還元反応により、悪臭が消えたり有害物質が無害化される現象が起きます。その為、シラス壁に触れた室内の空気は浄化されていつもキレイな状態を保ちます。

○有害物質(VOC)を吸収し、再放出しない
シラス壁は、本体が100%自然素材で出来ているのに加え、他の家具などから放出されるホルムアルデヒドなどの有害物質を吸着し、再放出しません。アトピーや過敏症など、アレルギー体質の方にもぜひおすすめしたい内装材です。

○断熱性が高い
多孔質で無数の空気層を持つため、優れた断熱性能を持っています。家の断熱性能UPの一助となるという点も大きなメリットと言えます。

 

3.薩摩中霧島壁のデメリット

○コストが一般的な内装材に比べてやや高め。
一般的なクロスの約3倍ほどと言われています。(施工地域や、工務店によって多少増減があるかと思います。)デメリットと言えばそうかもしれませんが、ほぼメンテナンスフリーで、優れた性能を備えている面を加味すれば、そこまで気にしなくてもいいのかもしれません。

○手触りがザラザラしている、表面は硬め。
デメリットと言ってよいのかは微妙なところですが、割と固めの内装材で、仕上げ方法にもよりますが、手触りはザラザラとしています。触っただけでボロボロ崩れたりすることはなく、耐久性的には何も問題ありません。しかし、小さいお子さんなどがぶつかるとすりむいたりするかも・・・?まぁ、そういうものだと1度理解すれば気をつけるようになるでしょうし、あまり心配いらない部分なのかなと思いますが、素材に対する理解は必要ですね。、採用される場合は、実際に体感してみるのが安心ですね^^

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4.まとめ

左官仕上げの内装材にも色んな種類がありますが、薩摩中霧島壁を採用された方のご感想を聞く限り、やはり全然空気感が違って快適だというお声が多いです。色合いによってもさまざまな雰囲気に仕上げることができますし、何より調湿力・消臭力、自然素材によって快適な空気を創造する点においてはピカイチだと思います。ご予算と相談の部分もあるかと思いますが、ぜひ体感し、候補の1つとして検討してみてはいかがでしょうか?^^

その他の内装材の記事はこちら☟

自然素材クロスについて|内装材を選ぶ

 

ちなみに、シラスを使ったもので、「そとん壁」という外壁バージョンもあります。外壁材についての記事はこちらからどうぞ。

そとん壁のメリット・デメリット | 外壁材を選ぶ

その他の外壁材シリーズの記事はこちら☟

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ガルバリウム鋼板のメリット・デメリット | 外壁材を選ぶ
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