暮らしの手帖

フルマークハウスからの新たなお知らせや、日々の暮しにまつわる情報を綴っていきます。
これからの暮らし方のヒントや、すまいづくりに役立つ情報をお届けします。

室内干しのすすめ/メリット・デメリット

投稿日 : 2020年03月10日 (火)
カテゴリー : 暮らしの情報

洗濯物、どうされていますか?

家事のやり方はご家庭によって様々だと思いますので、洗濯ひとつにしても、

・いつ洗う?
・どこで干す?
・誰が取り込む?
・どこで畳んでしまう?

などなど…それぞれのご家庭によってこだわりやルーティーンがあることだと思います。特に、「どこに干すか?」という室内干し・外干し問題は、意見が分かれるところなのではないでしょうか。
2018年にとられたアンケート調査によると、外干し派の方が約6割、部屋干し派の方が約4割という結果が出ています。それぞれの意見として、外干し派の方の意見としては、

「しっかり陽に当てて乾かしたい」
「生乾きのようなにおいが苦手。」

などの、日光に当てることできちんと乾かしたい、臭いが気になるという意見が主のようでした。一方、室内干し派の方の意見としては、

「花粉や砂、PM2.5が気になる。」
「周りからの視線が気になる。」
「取り込みたいタイミングで取り込めない。」

などなど、浮遊物を気にする声や、共働き世代に多い声として取り込むタイミングで家にいない、などの声が多いようでした。割合で言うと、外干し派の方がまだまだ多いですが、最近ではバルコニーのないお家も増えてきましたし、ランドリールームを設ける方もめずらしくありません。もちろんデメリットもありますが、室内干しにもいいところはいっぱいあるんですよ^^

今回は、室内干しのメリット・デメリットについてまとめてみたいと思います。

 

 

1.室内干しのメリット

●天気・季節に左右されない
雨の日でもいつも通り洗って干すことができるので、洗濯物を溜めずに済みます。また、にわか雨などが降っても洗濯物を濡らさずに済むので、タイミング良く洗濯物を取り込めない共働きのご家庭にも嬉しいところです。

●花粉やホコリ、アレルギー物質がつかない
車の窓や、なかなか拭き掃除しないポストなどには、ホコリや2.5等の浮遊物がよくくっついていませんか?気づかぬうちに、洋服にも同じことが起こっているかと思うと怖いですよね。濡れた衣服は汚れが付着しやすく、目には見えないところでせっかく洗濯した洋服が汚れてしまっているかもしれません。
そういった浮遊物の影響を受けず、安心して洗濯物を干すことができるのも室内干しのメリットと言えます。

●衣類が痛にみくくなる
日光に当てて乾かすと、確かにカラッと乾いて気持ちが良いですよね。しかし、衣類も日焼けします。その為紫外線の影響で変色したり、繊維が固くなってしまったり…大切な洋服の寿命を実は縮めてしまう原因にも。
室内干しだと直射日光に当たらないので、洋服を紫外線のダメージから守ることが出来ます。

●盗難防止・周りからの視線を気にしないで済む
中に干すことで、盗難の被害に合う可能性をぐっと減らすことが出来ます。また、周囲からの見え方を気にされる方も増えていますが、部屋干しであれば周囲の視線を気にせず生活することが出来るので、そういった点に魅力を感じる方も多いようです。

 

2.室内干しのデメリット

●干すスペースの確保が必要
室内干しの場合、必然的に干すスペースが家の中に必要になってきます。リビングなどで部屋干しされる方もいらっしゃるかもしれませんが、来客や、家事効率を考えると干すスペースを予め計画しておく方が良さそうです。

●きちんと湿度管理をしていないと生乾きの嫌な臭いが発生する可能性あり。
部屋干しが苦手な方からすると、この部分が一番ネックになっているところではないでしょうか?「部屋干し=生乾き臭」のようなイメージがありますが、生乾きの1番の原因は「洗濯物の汚れが落ちていないこと」です。同じように洗濯して乾かしたものでも、臭いに差があると感じたことはありませんか?汚れが落ちていないもの程そこから菌が繁殖しやすくなります。洗濯用に混合水栓にしておいて、お湯で洗濯ができるようにしておくのもおすすめです。

また、もう一つの原因として、「乾くのに時間がかかってしまっている」という点があります。湿度が高い梅雨時期の部屋干しなどがまさにそういう状態です。乾くまでの時間が長いとその間に菌が繁殖してしまいます。そこで大切なことが、サーキュレータ―や、ファンをまわしてしっかり換気してあげること。浴室乾燥や除湿器等をうまく活用しながら、湿度を調節してあげることが必要です。

●除湿器や乾燥機代がかかる
先述の話とも繋がる部分がありますが、やはり室内環境の管理が必要になります。外に干すのに比べると、多少コストがかかるという点は否めません。

 

 

3.まとめ

良い所もあれば、デメリットもあります。洋服を傷めず、アレルギー体質の方にも安心。また、家事の負担が少なくなるのは部屋干しの大きなメリットだと思います。しかし、スペースの問題や、多少コストがかかるという部分もあります。

室内干し、外干しそれぞれにメリット・デメリットがありますが、最終的には両方を加味した上で、どちらが自分たちの価値観、生活スタイルに合っているかというところで判断していくのが良いのかなと思います。ただ、生乾きの臭いの原因は室内干しではない、ということは知っておいていただくといいのかなと思います。

これからお家づくりを考えていらっしゃる方にとっては、室内干しか、外干しかで間取りや家事動線も変わってくると思います。実際に室内干し用にランドリールームを採用された方へ、お話を聞いてみるのもおすすめです。

関連記事:ランドリールームのある暮らし

 

 

 

この頃の投稿