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隙間の少ない家づくり

投稿日 : 2022年11月19日 (土)
カテゴリー : 日々の記録

こんにちは。

11月も半ばを過ぎ、日が暮れる時間も早くなってきましたね。朝晩と日中の気温差もありますので、体調には十分お気をつけてお過ごし下さい。

 

今回は、気密測定についてご紹介したいと思います。気密測定とは、専用の機械を使いて、家の基礎や床、壁、屋根の隙間面積を測定することです。気密性を数値に表すとC値といい、値が小さければ小さいほど隙間が少ないということになります。

 

気密についての詳しい記事がこちらです。まだ見られていない方はぜひご参照いただけると幸いです。

気密性能って大切?ー住宅に気密性が必要な理由ー

 

気密性を高める理由は大きく4つ挙げられます。

・少ないエネルギーで室内を快適な温度に保つ

・断熱性能を発揮させる

・壁体内結露を防ぎ、家を長持ちさせる

・換気効率を上げる

こういった点から、気密性を上げることは快適な暮らしをする上で大事になっていきます。

 

測定には写真のような専用の機械を窓に設置し、そこから室内の空気を強制的に外に排出します。

 

機械を作動させると、室内の空気が外に排出されていきます。外からの圧がかかるため、建物に隙間があるとそこから外の空気が室内に入ってきます。測定中、外周部から風が来ていないか確認し、風が感じられた箇所はコーキングや気密テープを用いて処理していきます。1回の測定でいい数値が出ることもあれば、何度か測定していきながらその場で処理を行っていく場合もあります。外部に続く電気配線の数ミリの隙間でも数値に影響するため、そのような小さな隙間も、見落としのないように何度も確認を行います。

今回もC値が1.0以下で、見事基準を下回ることができました。現場の方々の努力や現場管理がないとなかなかクリアできる数字ではありません。

気密測定をしていないハウスメーカーや工務店がある中、弊社では全棟気密測定を行っています。隙間がどれくらいあるのかは図面上ではわからないため、一棟一棟測定する必要があります。また断熱性を高めても、気密性が高くないと意味がありません。実際に住んでみたら暑くて寒く、目に見えないところで壁体内結露が起こりカビだらけに。さらには、結露により腐った木材がシロアリのエサになったり、アレルギー疾患などの健康被害にも、、、そうならない為にも、ご検討中の会社さんがある場合は、気密測定しているか聞いてみてはいかがでしょうか。

断熱性能についても過去に詳しく記載しておりますので、こちらもぜひご参照下さい。

断熱性を高めると快適さが増すわけは?

 

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