暮らしの手帖

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ビーナスコートについて | 内装材を選ぶ

投稿日 : 2020年09月14日 (月)
カテゴリー : 暮らしの情報

内装材にも色んな種類がありますね。クロスでもビニールクロスや自然素材系の物。漆喰などの塗壁系のものもあります。それぞれにメリット・デメリットがあるので納得して採用できるといいですね。今回は、自然素材を原料にしたおすすめの塗壁の1つである「ビーナスコート」についてご紹介していきます。

 

1.ビーナスコートとは?

 

ビーナスコートは、実は卵の殻が主原料になっている内装材です。国内ではマヨネーズ工場でマヨネーズを作る際、廃棄物として年間約20万トンもの卵殻が廃棄されており、その80%近くは処分費をかけて焼却・埋め立てされているそうです。用途がなく廃棄されるだけだった卵の殻ですが、実は優れた特性があり、透湿性や吸着性に優れているので室内を快適に保ってくれるという効果があります。

その他配合されている原料として、

・火山灰
・炭酸カルシウム
・酸化チタン
・動物性たんぱく質
・セルロース繊維
・無機系着色剤

などがありますが、配合されている成分に1つも有害物質が含まれておらず、アレルギー体質の方などにも安心してご使用いただけるのも特徴です。配合されている火山灰には、悪臭や化学物質を吸着する効果もあるので、室内環境の向上に一躍買ってくれます。

 

 

ローラーや吹き付けによって施工ができるのですが、仕上りは近くで見るとこんな感じです。昔のお家に多いような砂壁等とは違って、手で触ってもボロボロすることもありませんし、しっとりとした質感でやさしい風合いです。

色のバリエーションもいくつかあり、お好みの雰囲気に合わせてお選びいただけます。(写真で使用しているのは、漆喰色です。)

施工時は、シーラーと言って下地材を塗ってから上塗り剤を複数回重ねていきます。左官屋さんでも塗装屋さんでも施工が可能です。頑張れば一般の方でも・・・。(笑)
以前お客様のお家で一緒に施工させて頂いたときのことをブログにしていますので、よろしければ施工風景こちらから覗いてみてください^^

島原の現場で内壁塗装を行いました。

想像以上に根気がいるのと、やはり未経験者が綺麗に仕上げるのは大変なので、覚悟が必要ですが、思い出作りに一部屋だけ施工してみたりするのもいいかもしれません^^

素材に対しての理解も深まりますし、メンテナンスの仕方についても、身をもって体感することが出来ますよ。

 

2.ビーナスコートのメリット・デメリット

上記に書いていることと重複する部分もありますが、ビーナスコートのメリット・デメリットを簡単にまとめると、、、

メリット
・化学物質ゼロで人体に安全
・調湿性・消臭効果が見込め、効果は永続します
・クロスのように、継ぎ目がなく、壁面が綺麗
 (経年変化によって継ぎ目が目立ってくることがない)
・同じ材料を使って、汚れや傷が入った時の補修ができる

デメリット
・クロスなどに比べると、やはりコストがかかる
・耐水性のある素材ではない
・下地(木部など)の収縮に合わせて、クラック(ヒビ)が入る可能性がある

デメリットで挙げているクラックについては、汚れと同様に補修キットで目立ちにくくすることが出来ます。そういうものだ、と知って付き合っていけるのであれば大きなデメリットではないかなと思います。

 

 

3.メンテナンスはどうするの?

特段毎日のお手入れは必要ありません。ほこりなどが気になる時は、ハタキなどで落としてあげるといいのかなと思います。もし汚れがついてしまったら、放置せずに早めに除去することが大切です。手垢や鉛筆汚れのようなものには消しゴムで対応できます。コーヒーやしょうゆなどの水溶性の汚れには、塩素系漂白剤が効果的です。それでも落ちにくい汚れ部分には、同じ材料のタッチアップによって補修ができます。(日々が入ってしまった場合も同様に、補修が出来ます)

 

 

4.まとめ

どの材料にも、メリットがあればデメリットもあります。完全・パーフェクトな材料はなかなかありませんし、費用面とのバランスも考えていかないといけないですよね。今回ご紹介したビーナスコートについては、初期費用としては安いわけではありませんが、年数が経っても比較的美観が保たれ、メンテナンスもそこまでいらないというところを考えると十分採用する価値のある素材ではないかなと思います。

空間で見た時の好みや、体感、お手入れの部分なども自分としっくりくるなと思うものが選べたら良いですね^^

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