暮らしの手帖

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片付けの心理的な効果とは

投稿日 : 2019年07月29日 (月)
カテゴリー : 暮らしの情報

 

ストレス社会といわれている中で生活している私たちは、毎日何らかのストレスにさらされて生きています。気持ちが晴れない、モヤモヤしているとやる気が出なくて、すべてのことが面倒臭くなってしまいます。そんな時は、お部屋を掃除したりお片付けしたりするなど、身の周りをキレイにしてみましょう。

科学的にも部屋をきれいにすることが、心をすっきりさせて、心理的にいい効果をもたらすことが証明されています。では、お部屋を片付けると心理的にどのような効果を得ることができるのでしょうか?

 

 

 

《 お片づけで気持ちが落ち着く 》

 
お部屋は一番ホッとする場所ではないでしょうか?すっきり片付いたお部屋なら気持ちも落ち着き、くつろぐことができます。しかし、もし片付いていないなら、片付けなくてはという思いをしながら生活することになり、それがストレスとなる場合もあります。また、何をどこに置いたかわからなくなり、あちこち探すことが頻繁に起こると、これもストレスの原因になってしまいます。つまりお片付けをすることによって、余計なストレスを抱かずにすむというわけです。お部屋がきれいになると充実感や開放感がうまれ、気分がよくなります。気持ちがモヤモヤしている時にお片付けをすると、気分転換になりストレス解消になります。

また、片付けることは体を動かすことになるので、エクササイズの1つとみなす医師もいます。実際、体を動かすと心を落ち着かせる「セロトニン」が分泌されるので、片付けることは、気持ちや心を落ち着かせる働きがあるといえるのです。

 

 

《 達成感が好循環を生む 》

 
「片付け」をするということは、一つの課題を自分に課したこととみなすことができます。その課題を成し遂げたなら、きっと達成感を感じることでしょう。達成感があると満足感ややる気といった意欲もわきやすくなります。また、自信を持つこともできます。片付けが苦手という方は、片付けをすることがストレスになるかもしれませんが、一度に全てのお部屋を片付ける必要はありません。よく過ごす場所から始めてもいいですし、机の上、引き出しの中、クローゼットの中などの収納場所というように、部分的に片付けることもできます。

そして、部分的に片付けることのメリットは、ゴールが見えやすいという点です。大掛かりな片付けを始めたものの、結局片付かなくてただ散らかっただけ、という状況になってしまえば逆効果です。実現可能な小さな目標を立てて、取り組んでいきましょう。次第に、片付けがストレスではなくなるかもしれません。きちんと整理収納してあると、必要な物をさっと見つけて取り出せ、使い勝手がよくなります。1つ1つの物の場所をきちんと固定することで、生活も便利になります。

 

 

《 充実感とモチベーション 》 

ある研究によると、いつもお部屋が整理整頓されていると、特に女性の方は生活感への充実感が高くなるようです。充実感は満足感や幸福、喜びなどの感情と関係があります。逆に充実感がないと何事にもやる気が出ない、モチベーションの低下、生産性の低下へとつながっていきます。また、同じ研究によると、片付けをすることは決断力や勤勉さにも関係していることが報告されています。はっきりとしたことは明らかにはなっていませんが、片付けることにより、決断力が磨かれるという意見もあるようです。

決断力や勤勉さがあれば、不要なものを捨てる、使ったものは元の場所に戻すといった片付けを意識した生活を送ることができるので、お部屋をいつも片付いた状態に保つことができます。そして、それは充実感につながるので、よいサイクルになります。お部屋がきれいだと快適に過ごせます。きれいなお部屋であれば、友人や恋人などを招いて過ごすのも楽しくなります。

 

 

 

お部屋を片付けることは、心理的に良い影響を与えます。気持ちを落ち着かせ、達成感や充実感を得ることができるのです。ストレスの多い社会で生きているからこそ、お部屋はすっきりと片付いたきれいな状態に保ち、また次の日、頑張るための力を得る場所にしたいですよね。

お部屋のきれいさは、心にゆとりを与えてくれます。ストレス解消できると気持ちがスッキリするので、集中力もアップし仕事や家事などの作業効率もよくなります。きれいな部屋は、日常生活の質を高めてくれるので、定期的に掃除することがおすすめです。

 

 

 

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