暮らしの手帖

フルマークハウスからの新たなお知らせや、日々の暮しにまつわる情報を綴っていきます。
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必要な収納・不必要な収納の境目は?

投稿日 : 2019年07月14日 (日)
カテゴリー : 暮らしの情報

すっきり片付いた居心地のよい部屋作りのために、収納は必要不可欠なものです。とはいっても、その収納は本当に必要なものなのでしょうか?必要な収納と不必要な収納の境目は、どのあたりにあるのでしょうか。お家を建てる際、収納をどうするかの打合せは必ず行います。収納が足りないのはそもそもダメですが、たっぷりあるけど使いづらい、もいけませんね。たっぷり作りすぎると必要以上のモノが増えてしまったり、そして必然と家も大きくなってしまいます。

 

 

《 ウォークインクローゼットは広ければいいというものではない 》

家を建てるのなら、ぜひ作りたいと、憧れる人も多いウォークインクローゼットですが、きちんと考えて作っておかないと、デッドスペースの多い片付かない収納になってしまう恐れがあります。
それは、ウォークインクローゼットには、人が入るスペースが必要だからです。収納を広くとったから、何もかも片付くつもりでいたのが、思っていたほど収納スペースがなく、結局は別に収納家具を買うことになったというケースもあります。
ウォークインクローゼットにどのようなモノを収納するのか、もしも服であればハンガーに掛けたいのか、下着等は引出しに収納がいいのか、そういえば布団はどうする?など、しっかり考えてからどのような内容の収納がいいかを判断しましょう。

 

《 収納家具は大きければいいというものではない 》

部屋を片付けるために、収納家具を購入しようと思った時、毎日のお片付けを簡単にするためにも、何もかも仕舞える大きな収納を買いたいと思いがちです。でも、その大きな収納家具は、本当に必要なのでしょうか。
例えば、リビングに散らかるものが一気に片付くように大きな収納家具を買ったとすると、それはリビングに設置することになります。そうなると、その分だけリビングが狭くなります。

リビングは、家族がくつろげる大切な場所なので、できれば広く取りたいものです。大きな収納家具で占領してしまっては、台無しになってしまうこともあります。
収納家具を購入するときには、設置したときの部屋の雰囲気を考えて、大きさや高さを選ぶことが大切です。

 

《 使う場所の近くに定位置を確保 》

毎日の部屋の片付けは大変です。いくら片付けても、子供が学校から帰ってくると一気に散らかってしまうということもありがちです。そんなストレスをなくすために、最も大切なポイントのひとつに、その物を使う場所の近くに定位置を確保することがあります。
また、よく家族が散らかしてしまう物が、散らかった状態で置いてある場所に定位置を置くことも、子供でも簡単にストレスなくできるお片付けのためには大切です。片付けは毎日のことなので、それぞれの物が使う場所の近くに定位置を持ち、家族の誰もが一目瞭然に分かるような方法で片づけることを心がけましょう。そのためには、ラベルを貼って収納場所を示しておくことも、うまくいくコツのひとつです。この定位置を確保することに関しては、職場でも活用できます。みんなでモノの定位置を共有すると、探し物がなくなり(探し物をしていた時間がロス)、仕事もスムーズに進みます。

 

最初の話しに戻りますが、それではご自分が持っている洋服やバッグや靴、日用品、キッチン用品、家電製品、趣味用品、お子さんのおもちゃ、などなど・・・家庭全体のモノの把握は出来ていますか?単にざっくりと荷物が多いから(棄てれないから)、収納がたくさん欲しい!と考える前に一度書き出してみるのをおすすめします。そもそもそこに何を収納するのかが分かれば、自ずとどれくらいの収納が必要なのかが分かるのです。お家を検討している方へ、この機会に家全体のモノの把握をするためにまずは書き出してみてはいかがでしょうか。

 

 

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