暮らしの手帖
これからの暮らし方のヒントや、すまいづくりに役立つ情報をお届けします。
庭(植栽)って本当に必要?
庭って聞くと、みなさんどのように感じますか?
いい印象として上がるのが、
癒しの空間、四季を感じれる、BBQできる、自然に触れ合える、、など
悪い印象としてあがるのが、
草取り、水やりなどの管理が大変、虫が来る、お金が掛かる、、など
このような声が聞こえてきそうです。
住まいづくりで、庭は必要なのでしょうか?
マンションと違って戸建て住宅の最大のメリットは庭が取れるということだと思います。都心のような狭小地で敷地が小さく、庭の面積が取れない場合は仕方ないですが。実際に、住宅街を回ってみると、その庭をコンクリートで覆われていることが多くみられます。また、少しだけしてあるけど、場合によっては木が1本も無かったりもします。
どうして、コンクリートで覆われることになるのか?
大抵の理由は、草取りをしたくないからなどの管理が面倒だから。に尽きると思います。庭も家と同じで維持管理が必要になります。草を取ったり、落ち葉拾いをしたり、枝を切ったり、虫がついたりとさまざまです。「このような管理をできればしたくない」ということです。
草取りなどの管理を子どもと一緒に楽しむ
できれば管理したくないという気持ちもわかります。しかし、手を掛けることで好きになっていくことも多くあると思います。
一生に一度の住まいづくり。人生で一番高い金額を長期的なローンを組んで計画を進め、返済していきます。その長期的な暮らしを考えるうえで、住まいでは、長く、楽しく暮らしていくことを考えてみてはどうでしょうか。手を掛けた分だけ、きっと、よりいい暮らしができるようになるはずです。
また、庭の植栽があることで、落葉樹は、夏の暑い日差しを遮ってくれて心地いい木漏れ陽をつくってくれます。そして、冬には落葉して、温かい日差しを室内まで取り入れてくれぽかぽか気持ちよく過ごせます。
常緑樹は、視線を遮ってくれプライバシーを保つことができます。塀や壁で覆ってしまい窮屈に暮らすのではなく、解放的に暮らせます。
また、果実のなる木を植えると、その季節になると実をつけてくれます。ブルーベリーやレモン、いちごなどさまざま育てることができ、子どもと一緒に果実を摘んだり、ジャムを作ったり、毎日が楽しく過ごせそうです。
そして、街並みを豊かにしてくれます。近所の方と庭を通して、挨拶や会話を交わす。そんな風景をもう一度、街につくりましょう。