スタッフブログ

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現場作業の影のお手伝い

投稿日 : 2022年04月25日 (月)
カテゴリー : 現場の風景

現場の大工さんではない、裏方の仕事(作業)の様子を少しだけご紹介したいと思います。

まずは、上の写真の吹抜け部分にある「火打ち(ひうち)」という、地震の揺れに耐えるためのパーツについてです。一般的には、木材や金属が使われることが多いのですが、それだけでは野暮ったく見えてしまうので、ひと工夫を。

金属の火打ちに、籐(トウ)を巻いてみました。自然素材を使った家づくりが多いので、このように籐を巻くことにより、野暮ったくならず、空間にもすっきり馴染みます。面倒で大変で地味な作業ですが、ちょっとしたこのひと工夫が、空間のイメージを壊さない大事な要素につながります。

 

 

次は、そとん壁の補修作業です。そとん壁はメンテナンスがかかりにくく、補修を頻繁に行わないといけないことは基本的にはありませんが、物をぶつけたり、衝撃が加わると欠けてしまったりと、傷がついてしまう場合がありますので、その場合は補修が簡単に行えます。

完成後は補修か所と周辺部分を見比べても、ほぼ見分けがつかないくらいに出来ました。

実際に自分で作業することで、職人さんの仕事の流れや大変さをより理解でき、とても良い経験ができたと思います。慣れていない作業でなかなか進まなかったり…毎日いろいろな作業をテキパキこなされている職人さんは本当にすごいです。

今後も自分にできる作業があればどんどん挑戦して、現場の理解をより深めていければと思います!

 

 

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