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〈鹿児島の工務店〉ベガハウスさんにお邪魔してきました。

投稿日 : 2019年09月23日 (月)
カテゴリー : 日々の記録

先日、9/11・12で鹿児島の工務店、ベガハウスさんにお邪魔してきました。ベガハウスさんは、日頃から同じ工務店として情報交換をさせて頂いています。家づくりはもちろんですが、仕事への姿勢もすばらしく、今回は機会を頂いて営業スタッフみんなで見学に伺わせていただきました。

家づくりは、何もない所からお客様のご要望を伺っていきながら、形にしていきます。家自体が大きな家具であるという考え方もあり、お客様がどう生活をするか、どんな風な家具があるとより良いかというところから、スタッフの方が家具のデザインまで行っていることも。その際はモックアップといって、実物大の模型をつくってお施主様にも体感頂いているんだそうです。

 

 

今回お邪魔した初日は、家具デザイナー村澤一晃さんのワークショップが行われており、一緒に見学させて頂きました。村澤さんはミラノの建築事務所で勤務後、25年前にご自身でムラサワデザインを立ち上げました。「現場での開発」を開発理念として大事にされており、地域特性を活かした家具開発を中心に活動されています。

今回のワークショップは、まさに鹿児島の木工所の方と一緒に新しいプロダクトのデザインを行うというものです。くつろげるダイニングチェアというコンセプトで、ダイニングチェアとしてはめずらしい、脚部分がラウンジチェアのような作りになっています。何回かのワークショップにわたって実物大の模型(モックアップ)をつくり、みんなで色んな視点から意見・アイデアを出し合って商品をブラッシュアップしていきます。

「背の部分がもう少し長い方がいい気がする」
「背板のデザインはこれでいいか?」
「デザインとしてはこうしたいけど、耐久性を考えると難しい。。。」
「ラウンジチェアのようにひじ掛けを付けてあげるとデザインが締まっていいのでは?」

などなど、座り心地もスタッフのみなさんで試しながら、木工所の方を交えてデザイン・座り心地・価格…色んな意見を村澤さんが中心となって、まとめていきます。

 

こういった身の回りの製品を作るところも根本的には

・デザイン
・使用感
・価格

この3つのバランスが取れるところを探っていくところに、ゴールがあるのかなと思います。簡単なようで、実はすごく難しいです。価格の部分に繋がってきますが、デザインによっては製作が難しい、コストとのバランスがとれない…など、色々な要素があります。お客様に満足していただきたい、でも予算には限りがある。コスト面を考慮してベストなものをつくらないといけない。まさにそんな悩みは家づくりにおいても全く同じことだなと感じました。ベガさんを訪れ、こういった日々の取り組みがお客様への対応、家づくりに生かされているんだなということがよくわかりました。

ちなみにベガハウスさんでは、仕事場ではそれぞれのデスクで違う椅子を使用していて、お客様が家具を選ぶ際は座り比べて頂くのに使っているそうです^^(最初の写真は職場の様子を写したものです。なんとなく、伝わりますでしょうか?)
「小さな家具屋さんより椅子の品揃えいいかもしれない」とおっしゃられていましたが、本当にそうです!(笑)
お客様に座っていただけるのももちろんですが、自分が体感して良いと思ったものをお客様にお勧めしたいという思いもすごく共感できました。
今回ワークショップに参加せて頂いて、家と家具が生活を通して切っても切り離せない、大切なものだと改めて実感しました。

 

 

私も今回ベガさんを訪れて勉強させて頂いたことを、お客様の家づくりに還元できるよう頑張ります!

 

 

 

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