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Yチェアの魅力

投稿日 : 2018年12月20日 (木)
カテゴリー : 日々の記録

こんにちは。

なんとなくお天気がすっきりせず、寒い日が続いていますが風邪などひかれていませんでしょうか?連日寒い中、店舗へ足を運んでくださるお客様がいらっしゃり、有難い気持ちでいっぱいです。いつもありがとうございます。

お店にはいくつか家具も展示しており、自由に座り心地をお試し頂いているのですが、その中でも、かわいいねとよく目にとめて頂く1つを今回はご紹介したいと思います。

Yチェア(CH24)

インテリア雑誌などでもよく登場するので、目にしたことのある方も多いのではないでしょうか?このYチェアという名前は、背板の部分がアルファベットの「Y」のような形をしていることから名づけられました。

デザイナーはハンス・J・ウェグナー(1914-2007)。デンマークに生まれ、92年の生涯でデザインしたものは500を超え、数多くの名作を残してきました。ウェグナーの作った椅子には飛びぬけた華美さや、流行を追ったものはありませんが、「座りやすさ」「クラフトマンシップ」「デザインの美しさ」を信条にしてきたことがよくわかります。自身も家具職人の資格を持っていたため、家具の構造を熟知しており、座りやすさの追求を怠らなかった努力家です。

Yチェアは、そんなウェグナーの代表作ともいえる椅子。たくさんの人に愛される理由があるんです。

・美しいフォルム

まず、360°どこから見ても美しい外観。きれいなアームの半円が特徴的です。このフォルムが好きでYチェアのファンになった方が多いのではないでしょうか。その著名性から、残念なことに人気を利用したコピー品が横行していましたが、2012年1月に立体商標登録されました!そのデザインが、品質の証明にもなっています。(※立体商標・・・独創的なデザインの立体物を商標登録できる制度。他に立体商標の登録が認められた例としては、コカ・コーラの瓶、ヤクルトの容器などがあります。)

その外観の美しさはもちろんですが、座り心地の良さも他にはないものがあります。

・ペーパーコードで編まれた座面

座るとき少しギシッと音がするので、「大丈夫かな?」と心配になりますが、その強度はなんと革や布張りのイスと同等、もしくはそれ以上!体重をかけても破れることはありません。ペーパーコード自体は消耗品の為、長く使えば張替が必要です。張替の目安は10~15年と言われています。

素材の特徴として通気性がよく、夏は蒸れずに湿気がこもらないのもいいところです。冬もエアコンの温まった空気が通り、座った時に冷っとしません。実は1年中快適に使えるイスなんです。

また、座面は汚れをはじきます。ペーパーコードの1本1本が蝋でコーティングされているので水分をはじいてくれるのです。コーヒーなどの色素の濃いものをこぼしてしまった際も、すぐに乾いたタオルでふき取り、お水をしみ込ませた綺麗なタオルで染み抜きの要領でポンポンたたくと汚れが落ちます。

※濡れたままの状態で上から座るとペーパーコードが伸びてしまう原因となりますので注意!風通しのいい日陰で十分乾かしてから座りましょう。

普段のお手入れも、掃除機のハンディークリーナーで座面のホコリを吸う程度でOKなので苦にならないところもいいですね。

最初はピーンと張ってあるペーパーコードも、座るごとに、座る人のお尻に馴染んできます。自分だけのオーダーチェアのような感覚といったらよいでしょうか。自分だけのイスという感じも愛着が湧きます。

そしてなにより座面がペーパーコードなことによってとっても軽い!これはすごくメリットだと思います。お店の朝の掃除でテーブル下に掃除機をかけるのですが、椅子をどかす時も苦になりません。女性にも扱いやすいところはすごく実用性があっておすすめできる部分です。

・色んな座り方ができる

座面がゆったりしているので椅子の上であぐらをかいたり、膝を立ててみたり、

アーム下が空いているので誰かとおしゃべりするときは斜めに座ってみたり、

アーム部分に手をかけて、くつろいでみたり・・・

ウェグナーは、「イスは自由に座れることが大切」と考えていました。思うままの姿勢でくつろぐことが出来るのも愛される理由だと思います。

FM STOREへお立ち寄りの際はぜひ座って、お好きな座り方を見つけてみてください^^

 

 

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