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東京で建物見学(カテドラル編)

投稿日 : 2018年09月08日 (土)
カテゴリー : 日々の記録

展示会で東京に行ったついでに、建物探訪してきました。建物探訪がメイン?のような内容ですが。

東京に行くと必ず訪れたい、また初めての人には体感してほしくて必ず連れていくところが、カトリック東京カテドラル関口教会。人間ってすごいな!人間って小さいな!なんて身をもって感じることができる場所です。設計は丹下健三。日本の建築家として率先してこられた方です。

教会や古い建物、素晴らしい建物を体感して感じることは、光と影を上手く操っていることが見て取れます。昔は電気も少なく、夜は暗くて当たり前。ろうそくの炎やいろりで暖をとるくらいです。うまく光と影を使うことで、すごく落ち着く空間にもなります。住まいもこんな風に光と影を演出していきたいものです。

教会というだけあって、ドアの取っ手もオリジナルで十字架をかたどっています。1964年に竣工した54年経つ建物です。ドア本体も木製で味わい深くなり、目立った腐食も見られません。やっぱり木製っていいですね。

コンクリート構造(RC構造)でHPシェルと言われるパネルを8枚使って、支え合うように配置され、その間からトップライトを取ったりしています。もう、このコンクリートの迫力!ねじれながら、カーブを描きそびえたつ構造にハラハラドキドキです。これを人間が作ったと思うとすごいし、なんてちっぽけだなと感じるのです。ぜひ一度訪ねられることをおすすめします。

10年前に外部のステンレス製の外壁とトップライトのガラス部分を、最新の技術で大改修しているようでした。何度行っても、新しい発見があり学ぶところがたくさんです。

 

 

 

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