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草木染め体験
こんにちは。フルマークハウスの吉田です。
昨日は久しぶりに時間があったので、草木染め(くさきぞめ)体験をしてきました。もちろん1人でですが。
どの分野も同じですが、技術の革新で安くて早い材料であったり、機能であったり、技術など目まぐるしく変化している現代社会。もちろん良いこともあれば、悪いこともあり、正解はありません。そして、良いものはしっかり継承していきたいものです。しかし、後継者がなかなか見つからないのが現状です。
前置きが長くなりましたが、草木染めもその一部です。現在は染色に、合成染料(科学染料)が多く利用されています。理由は先に述べた通りです。それに比べ草木染めは、手間・時間が掛かる天然染料です。合成染料がなかったはるか昔は、もちろんこの天然染料によって染色されています。自然の中にある色がモトになりますので、きれいで、優しい発色が特徴です。そして環境にも優しい。
草木染めの色も多くありますが、ぼくが今回体験してきたのは「藍の生葉染め」。
いわゆる藍染め、インディゴ(デニム等)のブルーの生葉を使った染め体験です。
最初の肝心の写真を取り忘れてましたが、葉を摘むところからスタートです。
葉を摘み、水洗いし、葉と茎に分けます。茎には色素は入っておらず、葉のほうにインディゴのブルーの色素が入っているということで、葉だけを使います。
そして葉をミキサーにかけ、袋に入れて葉を揉み、染色液を作ります。
この染色液の中に、今回はリネンの大判ストールを入れ、また揉みもみします。
数分揉んだあと、少しマダラな雰囲気が欲しかったので、しばらく放置。
素材でも色の入り方も違ってくるようです。染色液はミドリで、液から取り出したときもミドリに染まっています。そのミドリが空気に触れることで、ブルーへと変わっていくそうで、不思議な感じですね。一時干した後に、色落ちしなくなるまで水洗いします。
そして、出来上がりがトップ画像です。写真の加工は一切していません。あのミドリが、こんな優しいブルーへと変貌しました。
ほら、体験したくなったでしょ?
今後フルマークハウスでは、このようなワークショップやセミナー(もちろん住まいに通じること)を開催していこうと考えています。身につけるのはもちろんですが、部屋に置きインテリアとしても素敵に演出してくれるはずです。住まいに対して再考する時間を作ろうと思います。
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