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諫早の平屋の現場で気密測定を行いました

投稿日 : 2019年04月27日 (土)
カテゴリー : 現場の風景

諫早の平屋の物件で、少し前に気密測定を行いました。

利便性のいい立地で、昔からお住まいになっていたところに3世代で住まわれる平屋への建て替えです。余裕がある駐車スペースから緩やかに延びる芝生の庭と、コの字の建物が無垢のウッドデッキと中庭を囲んだ住まいの計画です。少し高台にある土地の特権で、キッチンからは山の稜線と空が抜け、気持ちの良い奥様とお母様の特等席になりそうです。

休日の朝食、ゆっくりコーヒーを淹れたり、パンを焼きながらふと見上げた先に、きれいな景色や季節の草花が見えるダイニングキッチンだと素敵ですね。

気密測定は家のドアや窓や換気口などを閉め、このような機械を取り付けて、家の中の空気を吐き出すことでどのくらい圧力がかかるかを調べ、工事途中の屋外との隙間の面積を割り出します。

絶対に断熱と気密はセットで高めていかなければいけません。断熱がよくて気密性能の悪い家は、逆に構造内部で結露が起こり、目に見えない間にカビやダニに侵され朽ちて腐っていく、、そんなリスクが高まります。(冬に暖房で温めた家の隅に穴があると、そこは外の冷たい空気が通い、結露して外壁内部が濡れっぱなしになります)1棟ずつ、家は人の手でつくられていくのですから、気密測定も全棟やってみなければ気密が高い家づくりをしているか評価できません。手直しが利く工事途中で検査を入れて、どこが悪いかを見つけながら気密が高まるまで手直しをします。(家づくりを考えている方自身で、知識をつけて信頼できる施工会社選びをしてください)

気密に関して詳しくは、過去の暮らしの手帳 高気密とは?ー住宅に気密性が必要な理由ーを読んでみてください。

柱と構造の隙間、外灯に続く配線の隙間も、高気密の家では手をかざせば空気の流れがわかります。しっかり塞いで、断熱のおかげで快適で、魔法瓶のように少しのエネルギーで心地よい温度になる家をつくっていきます。

現場の職人さんも、打合せをする私たちも、良い技術や手段を教えあって学びあって、お施主さんが快適でいい暮らしができるような住まいを増やしていければと思っています。

こちらの気密測定結果は、C値=0.7 でした。

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