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家の中のモノの数の把握

投稿日 : 2018年11月25日 (日)
カテゴリー : 日々の記録

 

こんにちは、フルマークハウスの金澤です。

私事ですが今回、整理収納アドバイザー2級と住宅収納スペシャリストを取得しました。私自身の整理ベタをどうにかしたいし、すっきりとした生活がしたいとの思いもありましたが、何よりは仕事で生かしたいそして少しでもたくさんの方へお伝えしたいとの思いがあっての事でした。

新築の間取りを打合せするときに必ず収納の話は出てきます。家の性能・デザイン・間取りも大切ですが、収納をどの場所にそしてどのくらいの広さが取れるのか?と収納も大切な部分かと思われます。だからこそ現在のご自分の家の中にあるモノの数を知ることはとても大切なのことなのです。趣味や習い事があればその道具を収納しなかればいけないし、小さいお子さんがいればおもちゃや自転車などなど。そのモノは部屋の中でいいのか?外がいいのか?など考えなければいけないことがたくさんでてきます。家族の人数や生活スタイルなどでも収納の必要性や使い方は違ってくるとは思います。

今日は整理と収納とは?の本来の意味をお話ししていきたいと思います。皆さん幼いころにお母さんから整理しないさい!片付けしなさい!使ったモノは元に戻しなさい!などとよく言われたことありませんか?散らかっていたモノを何も考えずに箱に入れたり引出しに入れたり、取り合えず入れる(押し入れなどにかくしてしまう)という行為をしていたと思います。私もそうしていたなと思いだします(笑)

それでは本来の意味なのですが

《 整理とは ①不必要なモノを取り除く ②区別する 》

《 収納とは ①定位置を決める ②使うモノを使いやすくする 》

《 整頓とは 片付けであり~使ったモノを元に戻す 》 

どうでしょうか、こうやって見るとそんな意味があったんだ!と成るほどとうなづきませんでしたか?この意味が解るだけでも整理収納の考え方が少し変わったような気になりませんか?整理収納への第一歩だと私は考えます。

みなさんは、家の中のモノの数をかぞえた事ありますか?

一般的な家族3人暮らしのご家庭で、3000~4000個くらいのモノがあるそうです(ビックリです!!)これに対して、ちょっとモノの数が多めで収納しきれないモノを床の上に置いてしまっているようなご家庭になると一気に5000~7000個と、数が約2倍に膨れ上がるそうです。つまり、一般的な成人1人あたり1000~1500個のモノの囲まれて暮らしていることが解ってきます。さらに困ったことにモノは日常的に少しずつ増えてきます。実際にどのくらいの頻度で増えていくのでしょうか。たとえば家族4人暮らしで、1日あたり1人がたったひとつのモノを増やしただけで、4人☓365ですからなんと1年間で1460個ものモノが増えるのです! つまり1人あた1000~1500個のモノで生活できているところに、たった1年間でまた1500個のモノが増えてしまうということは、家族が1人増えるようなものです。現代というのはこのように、ごく普通の暮らしをするだけでも整理することが大変な時代だということがおわかりいただけると思います。うっかり気が付かない間に、注意しないとモノはどんどん増えていってしまうのです。  

さて、モノに囲まれ、モノが増えていく生活をしている私たちはどうしても整理を行う必要があります。整理は一言でいうと『不必要なモノを取り除く』ことです。しかし、私たちはどうも整理をするのが面倒くさいと思ってしまいますね。忙しいからできない、と時間のせいにしたり、そもそも性格が整理をするのに向いていないからできないのに違いない、と言い訳してみたり、様々な理由づけをして今まで整理を滞らせていたことがあるかもしれません。

しかしながら原因はもっと別のところにあって、基本的に、整理ができない原因は『部屋の中や収納の中にある必要ではないモノ』があるからです。必要なモノと不必要なモノが混在していて、何がどこにあるかわかりにくくなっていませんか?この状態のままだと、絶対にモノは片付きません。みなさんの中には、「さあ今日は食器を片付けよう」と引出しを開けたところまではいいけれど、その後一つひとつのモノを取り出して片付けるうちに、「あ、こんなところにこんなモノがあった!なつかしいなぁ」といちいち思い出に浸っているうちに疲れてきて、片付けもそこそこにまた元に戻してしまった、というようなご経験はありませんか?そのようなことを繰り返しているがためにモノを片付けれてないという状態が続くのです。

では引き出しの片付け方を例にとってその方法をお教えします。まず、床に新聞紙を敷いてください。そしてその上に、引き出しの中にあるモノをいったん全部出してしまいます。次に、比較的よく使っているモノは右の山に、反対に、ほとんど使わないモノは左側の山に分けていきます。そして右側の山に残ったモノだけをまた引出しに戻します。これで引出しの片付けは終わりです。残った左側の山はどうすればよいのでしょうか??これについてはまた後ほどお教えします。無理に捨てなくてもいいのです。それはそれで取っておいてください。右側の山のモノだけを引出しにもどしました。するとどういう状態になるかというと、自動的に整頓され、並び方に秩序が生まれます。このように不必要なモノを取り除いていくことで、今までまったく整頓されなかった環境が自然に整ってくるのです。そして引き出しの中に入っているモノの在庫量・数なども一目でわかるようになります。(整理収納アドバイザー公式テキストより一部抜粋)

みなさんも先ずは引出しを一段づつでよいので全部だして片付けしてみたください。そしてどこの家にもあるボールペン、片付けるとビックリするほどの数が出てくると思いますよ。使える使えないは別として相当の量になるかと・・・。

今日はこのようなお話をしましたが、また整理収納に関してみなさんへお伝えしていけたらなと思います。

                          

 

                    

                          

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