暮らしの手帖

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エアコンは「思ったより電気を消費してない」

投稿日 : 2019年05月11日 (土)
カテゴリー : 暮らしの情報

節電が最大の関心ごとになる中で、目の敵にされてきたエアコン冷房と暖房。そもそも、エアコンはそんなにいけないものかな?、、、家づくりに関わる雑学だとおもって聞いてください。

エアコンはそんなに家計の敵ではありませんでした。知れば、思っているほど電気代を気にしないで罪悪感なくエアコンを使えるようになれるのではないかと思います。これからじめじめと蒸し暑い梅雨、そして夏も待っています。エアコンとの距離が近づき仲良くなってもらえるといいなと思って書いてます(笑)

「一番エネルギーを使っていると思う用途」のアンケート調査より、全国的に暖房、次に冷房が一番エネルギーを使うと思われています。しかし、実際には温暖地であればあるほど暖房に消費するエネルギーは小さく、照明・家電の割合が高くなり、冷房は多い地域でもたったの3%に留まります。九州のエネルギー消費の割合をイメージと実際の数字とで比較したのが下記のグラフです。

イメージとは異なり、どうして照明・家電、給湯は消費エネルギーが多いのか?加熱・冷却する期間と温度を考えるとわかりやすいです。

冷房が必要なのは夏ぼ限られた時間だけで使用時間も短め。設定温度も内外で10℃以上の温度差で冷やそうとすることはあまりなく、スポット的に活用されることが多いのが冷房です。一方で暖房は、長崎でも0℃以下になることもあり室内外での設定温度差が20℃を超える日も少なくありません。暖房は点けっぱなしにすることが多く、冷房より多くのエネルギーを使っています。それでも、冷房と暖房は期間限定の用途です。

これが給湯になると、年中エネルギーを使って水をお湯の温度まで温めていますし、照明や家電も年中常に活躍しています。こうした年間を通して消費されるエネルギーこそが、実は地味に多くのエネルギーを消費しています。ここを抑えたうえで暖房を省エネにできる対策(使い方や断熱)に取り組むほうがコスパは良いと思います。

省エネを考えるうえで、イメージとのギャップが大きい冷房と暖房。本当は、快適に過ごすために、あまり我慢せずおおらかに構えていいのでは?と伝えたい(笑) 冷房と暖房と仲良く、エアコンは電気代がかかるから!とネガティブにとらえずに、快適なところで団欒を楽しんでもらいたい。世のお母さんが電気代を気にしてギスギスしないでいいように教えてあげたい(笑) できれば、本当に断熱性能の良い家はもっと快適で、省エネで、お財布に優しくなることも知ってほしい。

次は、エアコンの話  第2弾「エアコンは、大は小を兼ねない」をお伝えします。

 

 

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