暮らしの手帖

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和室の使い方を再考する

投稿日 : 2018年09月28日 (金)
カテゴリー : 暮らしの情報

日本の住まいは古くから和室がメインでした。生活様式が変化していく中で、和室が淘汰されていきフローリングが中心の洋室が多く作られるようになりました。そして多くの畳屋さんが無くなっていきました。

生活スタイルが変わっていったけれども、現在も和室は望まれます。子どもを寝かせたりの子育てのために、両親や友人の泊まる部屋として、寝転がるために、と用途はそれぞれですが、昔のように多くの部屋を望むわけではなく、洋室メインの住まいに1室は和室を作りたいという要望です。フローリングには直接座らない、もしくは座れないという概念でしょうか。あると便利な和室です。

和室は是非作ってもらいたい。というのが本音です。日本人の文化の象徴でしょうか。やはり、和室でコロコロ寝転がったり、くつろぐことを日本人は知っています。

しかし、和室を区切った部屋として設けた場合、使ってないことに気づきます。あれ?くつろぐために作った和室。いつもリビングにいるから使ってないな、、戸を開けると荷物置き場に、、最近誰か泊まりにきたか?など、実は使ってないんです。区切ってしまうとこのようなことが生まれてしまうのです。

そこで、リビングの一角が畳コーナーになっていたり、思い切ってリビングを畳にしたりとすることで、望んだくつろぎ方が可能になります。同じ空間で使うことが大切です。諫早モデルハウスの和室はたった2畳です。和室というより、タタミコーナーです。

 

突然ですが、質問です。

−みなさんソファはお持ちですか?もしお持ちであればソファでくつろいでますか?

 

この質問の答えとして多く方が、実はくつろいでないかも?そう言われれば座ってないな?ソファが背もたれになって床に座っちゃってる、、との声を多く聞きます。そうなんです。住まいこそ自堕落にくつろぐ場所なんです。そんな場合に、リビングが畳って魅力的じゃないですか?これが理想と現実のギャップです。

あれもこれもと多くを望んでしまい、区切ってしまうことで部屋がコマ切れになってしまったり、多くの時間を過ごすリビングを広くと思ってはいたけど、狭くなってしまった。など、もっと毎日の暮らしの中での「くつろぐ」ことについて考えて計画をしてみてください。住まいは自分たちがくつろぐための場所だということ、非日常にしていくべきだと思います。

 

 

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