スタッフブログ

現場の様子や日々の様子など、スタッフの日常のことをお届けします。

杉板外壁の鎧張り

投稿日 : 2020年10月16日 (金)
カテゴリー : 日々の記録

すべての現場をお伝えしていくのも難しいですが、新しい取り組みや工法などもご紹介していきたいと思っています。

もうすぐ完成する諫早の現場では、杉板を横張りした鎧張り(よろいばり)という外壁の張り方を採用しています。一枚一枚、大工さんが丁寧に貼っていきます。工業製品のような大きいパネルを張り上げていくのと比べると、施工面積が少ないので、手間が掛かります。このように手間がなるべく掛からないようにということで、簡略化した工業製品を採用することで、工期短縮が可能になりました。当然ですが、工期が長く掛かった分だけ、人件費がかさみます。逆に工期が短くなると、人件費を削減できます。

 

同じものを購入するのであれば、安いに越したことはありません。しかし、安い、高いにはやっぱり理由があるのです。このような職人の作業を見ていると、時間と手間が掛かってるな。と感じる部分もありますし、このような技術が廃れていっているんだなと感じてしまいます。

しかし、仕上がったあとの出来栄えももちろんですが、長い目で見たメンテンナンスも手間が掛かっている分、長持ちしていきます。モノには一長一短ありますが、建てて終わりという訳ではなく、車と同じようにメンテンナンスも施しながら、費用を掛けていかないといけません。そして、生涯掛かる費用をみていくと、割高になりかねません。トータルコストも意識した家づくりをしていくことで、より満足度も上がっていくと思っています。

 

 

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