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住宅医による現況の調査

投稿日 : 2020年09月16日 (水)
カテゴリー : 現場の風景

昨今、中古住宅を販売したり、購入したりする際に、建物インスペクション(調査・検査等)が重要だと言われるようになりました。しかしこのインスペクションも、全てを網羅しているわけではありません。そこで、もっとしっかり現状を調査し、劣化や、温熱環境、バリアフリー、耐震等を調査する方法で「住宅医診断」というものがあります。

<住宅医について>
劣化診断や耐震診断だけでなく、温熱省エネ維持管理、バリアフリー、火災時の安全性等、既存住宅の性能を総合的に診断する性能向上診断を得意としています。(人間ドックに例え、既存ドックと呼んでいます。)床下や小屋裏も含めて、建物の隅々まで詳細に調査します。
一般社団法人 住宅医協会

 

そんな住宅医の調査を先日、長崎市内で行ってきました。

築50~60年程の建物で、登記簿とは面積が異なったり、増改築が数回行われていたり、現況を調査していくと、見えてくることがたくさんあります。現況の確認と、現在(いま)の仕様や規定に合わせながら、これをどう性能向上していくのか。そのようなことが必要になっていきます。

見た目だけのリノベーションなんかは、簡単です。きれいにするだけですから。しかし、見た目だけきれいになっても何の意味も持たないのです。やるからには、耐震や温熱環境の改善など、しっかりとした性能向上が必須だと考えています。

さて、どうなることやら、、

 

 

 

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