スタッフブログ

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温度と湿度と仲良く。

投稿日 : 2020年02月03日 (月)
カテゴリー : 日々の記録

引渡しが終わったお宅に、金物の取付や調整をしにお伺いしました。引っ越しを3割くらい終えられて、必要なものを奥様が取りに行き来され、お子様たちは賃貸には戻ろうとしないと笑いながらお話してくださいました。

引っ越しの間、どちらの住まいも使える状態の期間が少しあれば、本当に必要なものだけを選んで新居に持ち込めるのでいいですよね。ドタバタと一気に引越の荷物を詰め込んでしまい、要らないものも持ち込んで収納の奥へ追いやる前に、必要なものだけ選定できる断捨離の期間をとるって大事だなと思いました。

断熱・機密性能が高められた住まいができ、スペックが整うと次のステージが全館空調です。断熱気密があっても、省エネ性が高まったところで少ないエネルギーでどこへ行っても温度差3℃以下を作っていくのは難しく、いろんな条件が揃っていないとできません。

心地よい快適な環境は、温度と湿度が大事だということはなんとなく誰もが知っています。湿度のことを理解して仲良くなると、快適に過ごせるだけでなく、家の健康も守れます。まだ完全には仲良くなれてないので、私にとってはまだ湿度は見えない敵なんですが笑、見える化してコントロールできるようにリモート温湿度計を置き、湿度ってどんなキャラクターなのかをお話して掴んでもらって、エアコンの温度設定や除湿をどう使っていくかなどをお伝えするようにしています。

階間エアコンは、2階建ての家の1階と2階の間の隙間を空調室にして、各空間に冷暖房を送ります。さらに、1階の天井と2階の床が、大きな面の冷暖房パネルヒーターの働きをしており輻射熱が期待できます。2階面は素足が床に触れ続けるので、気持ちがいいです。

もちろん、断熱気密はしっかり確保されて、無垢の床である必要があります。湿度と仲良しになってもらったら、季節に応じて空調でコントロールをしていけば、階間エアコンは合理的でコスパも良いものです。エアコンが見えっぱなしの位置にはついていないので、こまめにチェックして水漏れなどないかは確認してもらいます。

なんで結露が発生してしまうのか、湿度と不快感やカビ育成の関係、温度と湿度と体感の関係など、すごくマニアックに研究をされている工務店の大先輩が日本の各地にたくさんいらっしゃって、学ばせていただいています。

お引渡しをしたお客様からも、住んで生活してる階間エアコンのプロ・床下エアコンのプロとしてフィードバックして頂きますので、生活の質を向上させていけるように少しずつパワーアップできればと思っています☺

 

 

 

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