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YKK セミナー&ショールーム・工場見学に行ってきました。

投稿日 : 2018年12月06日 (木)
カテゴリー : 日々の記録

こんにちは。

先日、熊本県の八代市にある、YKK ap 九州事業所で行われたセミナー&ショールーム・工場見学に参加させて頂きました。

YKKは、みなさんご存知の、ジッパーや、窓まわりのテレビCMでもおなじみの建材メーカーです。事業は多岐にわたり、窓だけでなく玄関ドア・フローリング・門扉・フェンス…など、幅広い商材を一般家庭向けの物からビルなどの大型施設向けのものまで、数多く作っています。

今回は、長崎県の島原地区、佐世保地区からそれぞれ地域工務店さんや建具屋さんなどの関係者の方が島原港からフェリーで移動して集まり、一緒にお話を聞かせて頂きました。

セミナーの中で、話の柱となっていたのは断熱と気密のお話でした。

窓は家にあいた穴。どんなに暖かいダウンジャケットも、穴が空いてしまえばそこから冷たい空気が入ってきます。壁や屋根、床に断熱材を入れるだけでは不十分で、家の熱の約52%は窓から逃げているといわれています。一言に窓といっても樹脂サッシ、アルミサッシ、ガラスの加工…などなど、窓の仕様で性能はずいぶん変わるので、窓も合わせて理解を深め、その地域、家に合わせて対策していくことの大切さを改めて学ぶことができました。

九州は日本の中では暖かい地域に分類されますが、冬場の寒さは厳しいものがあります。みなさんが冬、朝起きたとき一番最初にすることは何でしょうか?私は真っ先にエアコンのスイッチを入れます。元々寒がりで子供の頃は常にストーブの前を陣取っていて、近づきすぎて火事になるぞとよく怒られていました。(笑)今は引っ越して違うところに住んでいますが、 子供の頃住んでいた家では、部屋の中で白い息がでることも普通でした。当時はそれに慣れてしまっていましたが、一番長く過ごす場所なんだからもっと快適であるべきだよなぁ、と今になってひしひしと感じています。

少し話がそれてしまいましたが、それだけ昔住んでいた家の中が断熱性能が低く、外に限りなく近い状況だったんだなと思います。温度変化の少ない快適な室内環境で暮らすことは、家づくりを考えている方の中で関心の高いポイントだと思いますし、後悔のない家づくりを行うためには、どこにお金をかけるか、ということに繋がってくるのできちんとした理解が必要だなと感じました。

 

 

セミナーの後も、実際にアルミサッシが作られている工場の見学や、窓のショールーム、樹脂窓を用いた高断熱住宅の室内空間を体感できる体感ルームを巡る、盛りだくさんの内容でした。

工場内の撮影がNGだった為詳細をお見せ出来ないのが残念なのですが、サッシの作られ方が意外でとっても驚きました。

 

このようなアルミの塊(地金)を、

このように筒状に成型し、

 

先端が下の写真のようになっている筒状の金型へ押し込んで、ところてんみたいに押し出して作られるんです。。。

 

 

 

文章で書くとちんぷんかんぷんですが、すごく効率的に作られていました。全て機械が行うわけではなく、要所要所で人の目でチェックが行われており、高い品質の製品が生まれる背景を知ることが出来ました。

体感ルームでは、2020年を見据えた住宅の高断熱基準の2つのレベルであるUA値0.56と0.46(HEAT20のG1、G2レベル)を体感することが出来ました。室温にすると2℃~3℃の違いなのですが、肌で感じる感覚はそれ以上に感じました。窓の性能が上がると結露などの問題も少なくなり、カビなどに頭を悩ませることもなくなるんです。

外気を0.5℃に設定し、それぞれの窓の状態がどうなるのかを仕様ごとに確認できるコーナーもあり、純粋に窓の性能を目で確かめられるブースが設けられていました。実際に見て触れて、感じることが出来ます。今ご自宅で使われているサッシがどういう仕様の物なのか、性能はどうなのか、また、それが変わることによって暮らしがどう変化するかを身をもって体感することのできる施設でした。

 

 

 

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