スタッフブログ
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吉村順三記念ギャラリー
こんにちは。フルマークハウスの北御門です。
東京の豊島区目白というところに吉村順三ギャラリーがあり、周辺にもいくつか関連の建物があったので散策してきました。
吉村順三(1908-1997)は、日本近代建築の礎を築いたアントニン・レーモンドに師事し、モダニズムと日本の伝統の融合を図った建築の巨匠として知られています。軽井沢の山荘など、多くの有名な建築を残しています。
こちらの建物が、そのギャラリーの外観です。以前は吉村順三の設計事務所として使われていた建物だそうですが、現在はギャラリーとして一般公開されています。(土日のみ)
今回は平日だった為、中まで見ることは出来ませんでしたが、ここで設計されたたくさんの図面や実際に打合せに使われていたお部屋を見ることが出来るそうです。若い建築家の方々にこれらを直接見る機会にしてほしいという想いがあって展示されているんだとか。
吉村順三氏は、「よい住宅とはよいプロポーションでおさまり、単純明快なシンプル住宅で、シンプルであればあるほど、生活はいきいきしてくる」と生前おっしゃっていたそうです。
徹底的に暮らし良さを考え、安心感とくつろぎを自然と共に配置した住宅は、一見普通だけど人に生活の喜びをもたらしてくれます。これが本当によくわかるのが吉村順三の建築の最大の特徴だそうです。お弟子さん達が持ってくる図面を見ては「君ならここでどう過ごすの?」とよく聞いていらっしゃったんだとか。人がその空間にいてどう感じるかということを、常に真剣に考えておられた方なんだなと思います。
今度ぜひ中まで見学してみたいです。