こんにちは。フルマークハウスの北御門です。

東京の目黒駅から5分ほどのところにある、聖アンセルモ目黒教会というところに行ってきました。

チェコ出身の建築家アントニン・レーモンドによって設計された建物です。自由学園明日館を設計したフランク・ロイド・ライトのもとで学び、戦後日本人建築家に大きな影響を与えた人物だそうで、「日本現代建築の父」と呼ばれています。

協会の中は、500人以上の収容が可能な広々とした造りでした。外観のアクセントになっている、特徴的な縦長の連続した窓からやわらかい光が差し込んできます。この日東京は台風の影響ですごく風が強かったのですが、中に入ると外の状況を忘れてしまうくらい静かでした。

外からの光の取り入れ方が違うことで、照明器具では出せない雰囲気がそこにはありました。自然光でこんな空間ができるのかと圧巻の建物です。私は今回初めて訪れたのですが、なぜか心が落ち着く、不思議な場所でした。

外観のかっこよさだけではなく、空間の心地良さを実際に体感できる建物です。

設計によって、その場所にふさわしい雰囲気が造り上げられていることのすごさを、改めて実感しました。