スタッフブログ

現場の様子や日々の様子など、スタッフの日常のことをお届けします。

木の家の手入れやデメリット

投稿日 : 2018年08月24日 (金)
カテゴリー : 日々の記録

木の家の住まいは居心地がいい、けれど木は生き物なので時間がたつとメンテナンスが必要になる部分もあります。そんな、木と過ごす日常のメンテナンスのひとつを諫早の家よりご紹介します。

木目が美しく、木の家では様々なところに登場するピーラー(米松)ですが、脂分が多く耐水性があり丈夫な反面ヤニが出やすい木材でもあります。ヤニが出やすいところとして、日々荷重の掛かる階段にはうっすらと茶色の模様が入ってきやすいです。早めにお手入れをすれば消えてしまいますので、手を入れて木の家を育む時間としています。

このように茶色い模様がしみだしてきていました。ヤニが出るのは初めのうちだけだそうで、次第に出なくなると思って木の家に向き合う時間にしました(笑)

使用したのはLIVOS スバロス222という商品です。
技術特製:無色透明液体。柑橘系のマイルドな香り。邸表面張力ゆえ木材・コルクの極細管によく浸透。木材の顔料馴染みを助ける。スイス連邦政府の無毒規格 BAG T Nr.67 060 合致
成分:イソアリファーテ・オレンジピーオイル

リボスは溶剤は毒性があってはならない・天然性よりも人体に影響が少ないことを優先し、スエーデンのカラリンス研究所と共同であらゆる溶剤を研究した結果、最も安全・健康的な溶剤イソアリファーテを選択しました。イソアルファーテとは、厳しいアメリカ合衆国FDA基準で、野菜洗浄、果物野菜コーティング、ワインやビネガー製造等に使用される原油からとれる溶剤。化粧品類、医療品類の伸展剤としても使用されています。この方針はドイツのエコテスト機関にも認められています。

ペーパーにしみ込ませてしばらく時間を置くと、浸透してヤニが取れやすかったです。諫早の家は、ヤニが出てしばらく置いてしまったため、落ちにくく力をかけて拭き取りました。

大きく目立たないほどになりました。日頃から少しずつメンテナンスするともう少し簡単に綺麗に落ちると思います。

木の家は、素晴らしいところはたくさんありますが、このようなメンテナンスをした方がいいところ(木の家のデメリット)もやはりあります。すべて細かくお話しをし、メンテナンス方法などもお伝えしてご理解いただくように努めています。

木の家はモデルハウスで肌で感じて頂けます。また、私たちもお手入れ方法や季節の過ごし方をこれからブログでお伝えしていきます。変化・経年美化を楽しみながら、一緒に年月を重ねていく家が、長崎にも少しずつ増えるといいなと思います。

 

 

この頃の投稿