暮らしの手帖

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休むためなら白熱灯の黄色い光

投稿日 : 2018年09月17日 (月)
カテゴリー : 暮らしの情報

照明器具の色について考えてみたいと思います。最近はLEDの普及で白熱灯や蛍光灯は姿を消しつつあります。光源が強すぎるので苦手ですが、LEDしか選択できないものもあるので仕方ありません。LEDでも白い光(昼光色)か黄色い光(電球色)という色は選べます。

アメリカでは蛍光灯を使っている家を探すのは難しいといっていいほど、白い光の蛍光灯はほとんどないようです。話が少しズレますが、ヨーロッパの住宅の窓はほとんどが木製で、日本よりはるかに性能がいいサッシなんだそうです。アルミサッシはほとんどありません。彼らに言わせると、住宅にそんな安っぽいものを住宅に使うなんて恥ずかしい、笑われるんだそうです。日本では全く逆で、蛍光灯、アルミサッシの両者とも安いから使うというのが最大の理由で普及しています。日本で木製サッシは高額になるためほとんど普及していません。

照明器具の話に戻りますが、そんなUFOのような蛍光灯を天井の真ん中に一つだけドン!と付けて、それでおしまいという家が多くあります。また最近だと埋め込みタイプのダウンライトでおしゃれにと、明るさも心配でということで、お星さまのように多くダウンライトがついている住宅も珍しくありません。

家は明るければいいのか。ギラギラと明るい必要があるのか。家はどんな場所なのかということをもう一度考えて頂きたい。

家は、家族全員にとって落ち着いてやすむところのはずです。蛍光灯の青白い明るさは働くためのものであって、休むためなら白熱灯の黄色い光が一番であるはずです。例えば、身を休めるためにいく居酒屋や、美味しいものを食べにいく良いレストラン、出張などでくつろぐホテルなどに蛍光灯の青白い光がついているお店は皆無です。

あるお客さんからこんなことを言われました「自分の暮らす住宅こそリゾートにすべきだ」と。まさに身を休めるために、くつろぐ場所にするのが住まい(家)の役割だと思います。少し暗いくらいでちょうどいいと思います。

 

 

 

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